2008年5月5日
先日、僕の大学前半期の全てであった政友会の新歓コンパの二次会に、先代の幹事長だった嶋津と一緒に顔を出した。新歓コンパをはじめ、政友会の節目に顔を出す理由は2年前に書いたので、よかったら読んでください。僕の人生において決して忘れることのないシーンです。
ただ、どんな弁解をするにせよ「6年にもなって新歓コンパかよ」という声がごく身近なところから聞こえてきそうなので、これだけは言っておきたい。6年にもなって語学のクラコンを楽しみにしてるJ君や、5年にもなって「1順したので1男です」と言って平然と1女の看病に行ってるS.S君(それも最近「俺はリア充化してきた」と嘯いている!)よりはマシだと思う(五十歩百歩か?笑)。
まぁ、そういう戯れ言は脇に置いておくとして。
コンパでは活きのよさそうな1年生に声をかけ、大学生活で学んできたことを語った。時々、2年生や3年生を1年生と間違える。正直なところ、政友会で現役活動をしている後輩の名前と顔は、マイミクにでもなっていない限りほとんど一致しない。「すまないけどたぶん名前も喋ったことも俺は忘れてしまうんだ」と言い訳をしながら、これが僕が政友会の後輩にできる唯一のことだと信じて1時間半くらい語り続けた。
話の内容は「自分から一歩踏み出せよ」ということに尽きる。サークルに入るつもりなら最低10個入っとけ(それが政友会のためでもあり、新入生のためでもある)、とか、面白そうな奴を見つけたら(男でも女でも)自分から声かけてアドレス聞いて翌日飲みに誘えよ、とか、そういうことだ。
これを話し始めて5年目になる。メガピでも語ってきたし、何十何百回語ってきたか分からないくらいだ。ただ、この時はいつもと違うことが一つだけあった。
新歓コンパで、僕は語り合った全員にこのblog(午後2時のビール)を教えた。俺が伝えたいことはここに書いてあるから、よかったら読んでくれ、と。そのうち何人が本当に読んでくれたのかは分からないが、その中の一人がコンパの翌日に、僕の事務所のドアをいきなりノックしたのだった。
電話やメールをもらうことはあったけれど、出会った翌日に訪ねられるのははじめてだった。ドアを開けて「どうした?」と訪ねると「ホームページで住所と地図を知って、特にこれというわけじゃないのですが、とにかく会って話をしたいと思いまして」と彼は言った。アポもなしに訪ねてくるということに驚きはしたものの、僕はその時点で彼を受け入れていた。
彼は僕がこれまで出会った中でも、稀に見るくらいまっすぐな目を持っていた。後輩の働いているキッチン・ミキに連れていって話をした。沖縄の宮古島出身です、と彼は言った。1浪で入った成蹊大学が自分に合わず、早々に中退して早稲田を目指し、合格。二浪で早稲田に入った。
政治家になりたい、と彼は語ってくれた。それに応じて、僕も自分の夢を語っていた。「また会いたい」と言ってくれる彼を、僕の唯一受けている授業「自己表現論」に誘った。「また来週会おう」と言って別れた。時間は短かったけれど、気持ちのいい出会いだった。
こうして人と人は新たなつながりを築いていく。
彼を見送りながら僕は思っていた。これだよ。この潔さ。積極性。度胸。フットワークの軽さ。今の僕が失っているものだった。いろんなものを肩に背負ってると思ってた。でも本当は、大したものは持ってないはず。もっと勝負しなきゃ。彼の一歩は僕に勇気をくれた。
大学四年の頃の僕は、彼以上に踏み出し続けていた。「隣に誰かが座ったら」「電車で3回目があったら」「キャンパスで友達とすれ違ったら」etc...→ 「必ず話しかける(知り合いなら後で電話する)」と決めて実行していた。
多くの人に「引かれる」ことは承知の上だった。それでも、僕の想いに共鳴して「惹かれて」くれるたくさんの人と出会うことができた。そんな無茶な一年間があったからこそ、その次の年にMEGA PEACEとして実らせることことができたと思ってる。
「一歩踏み出す」という行為は人に迷惑をかけるかなと思っていたけれど、実際には「引かれる」人は一瞬で分かるし、そうなったらすぐに身を引けばいいだけだった。害を与えるわけではないし、再び会うことも少ないから気まずいこともない。
一歩踏み出してみると、意外にも「惹かれる」人の方が多かった。すこし考えれば分かるけれど、声をかけられて気を悪くする人なんてそんなに多くはない。そう思えれば後は楽だった。一歩踏み出し続けると出会いが増えすぎて、僕のキャパシティーを超えて処理しきれなくなるくらいだった。嬉しい悲鳴だった。
言葉では覚えてても、体がちょっと忘れてたよ。「忙しい」って言い訳で流してたのかもしれないな、と思う。一歩前に踏み出せば「引かれる」よりも「惹かれあう」ことの方が多い。そう信じて今日も踏みだそう。
どこに踏み出すかって? 今の俺には、もうここしかない。
「ウェブ」という新たな世界。
この話の続きは近いうちに。
【フォト】 うちの家族と庄司夫妻とで飯を食べた時の、妹と嶋津。この2人は気が合う。嶋津が珍しく許可くれたので掲載(映り悪くてごめん笑)。彼女は最近どういうわけか優しいと評判。
一歩踏み出す
先日、僕の大学前半期の全てであった政友会の新歓コンパの二次会に、先代の幹事長だった嶋津と一緒に顔を出した。新歓コンパをはじめ、政友会の節目に顔を出す理由は2年前に書いたので、よかったら読んでください。僕の人生において決して忘れることのないシーンです。
ただ、どんな弁解をするにせよ「6年にもなって新歓コンパかよ」という声がごく身近なところから聞こえてきそうなので、これだけは言っておきたい。6年にもなって語学のクラコンを楽しみにしてるJ君や、5年にもなって「1順したので1男です」と言って平然と1女の看病に行ってるS.S君(それも最近「俺はリア充化してきた」と嘯いている!)よりはマシだと思う(五十歩百歩か?笑)。
まぁ、そういう戯れ言は脇に置いておくとして。
コンパでは活きのよさそうな1年生に声をかけ、大学生活で学んできたことを語った。時々、2年生や3年生を1年生と間違える。正直なところ、政友会で現役活動をしている後輩の名前と顔は、マイミクにでもなっていない限りほとんど一致しない。「すまないけどたぶん名前も喋ったことも俺は忘れてしまうんだ」と言い訳をしながら、これが僕が政友会の後輩にできる唯一のことだと信じて1時間半くらい語り続けた。
話の内容は「自分から一歩踏み出せよ」ということに尽きる。サークルに入るつもりなら最低10個入っとけ(それが政友会のためでもあり、新入生のためでもある)、とか、面白そうな奴を見つけたら(男でも女でも)自分から声かけてアドレス聞いて翌日飲みに誘えよ、とか、そういうことだ。
これを話し始めて5年目になる。メガピでも語ってきたし、何十何百回語ってきたか分からないくらいだ。ただ、この時はいつもと違うことが一つだけあった。
新歓コンパで、僕は語り合った全員にこのblog(午後2時のビール)を教えた。俺が伝えたいことはここに書いてあるから、よかったら読んでくれ、と。そのうち何人が本当に読んでくれたのかは分からないが、その中の一人がコンパの翌日に、僕の事務所のドアをいきなりノックしたのだった。
電話やメールをもらうことはあったけれど、出会った翌日に訪ねられるのははじめてだった。ドアを開けて「どうした?」と訪ねると「ホームページで住所と地図を知って、特にこれというわけじゃないのですが、とにかく会って話をしたいと思いまして」と彼は言った。アポもなしに訪ねてくるということに驚きはしたものの、僕はその時点で彼を受け入れていた。
彼は僕がこれまで出会った中でも、稀に見るくらいまっすぐな目を持っていた。後輩の働いているキッチン・ミキに連れていって話をした。沖縄の宮古島出身です、と彼は言った。1浪で入った成蹊大学が自分に合わず、早々に中退して早稲田を目指し、合格。二浪で早稲田に入った。
政治家になりたい、と彼は語ってくれた。それに応じて、僕も自分の夢を語っていた。「また会いたい」と言ってくれる彼を、僕の唯一受けている授業「自己表現論」に誘った。「また来週会おう」と言って別れた。時間は短かったけれど、気持ちのいい出会いだった。
こうして人と人は新たなつながりを築いていく。
彼を見送りながら僕は思っていた。これだよ。この潔さ。積極性。度胸。フットワークの軽さ。今の僕が失っているものだった。いろんなものを肩に背負ってると思ってた。でも本当は、大したものは持ってないはず。もっと勝負しなきゃ。彼の一歩は僕に勇気をくれた。
大学四年の頃の僕は、彼以上に踏み出し続けていた。「隣に誰かが座ったら」「電車で3回目があったら」「キャンパスで友達とすれ違ったら」etc...→ 「必ず話しかける(知り合いなら後で電話する)」と決めて実行していた。
多くの人に「引かれる」ことは承知の上だった。それでも、僕の想いに共鳴して「惹かれて」くれるたくさんの人と出会うことができた。そんな無茶な一年間があったからこそ、その次の年にMEGA PEACEとして実らせることことができたと思ってる。
「一歩踏み出す」という行為は人に迷惑をかけるかなと思っていたけれど、実際には「引かれる」人は一瞬で分かるし、そうなったらすぐに身を引けばいいだけだった。害を与えるわけではないし、再び会うことも少ないから気まずいこともない。
一歩踏み出してみると、意外にも「惹かれる」人の方が多かった。すこし考えれば分かるけれど、声をかけられて気を悪くする人なんてそんなに多くはない。そう思えれば後は楽だった。一歩踏み出し続けると出会いが増えすぎて、僕のキャパシティーを超えて処理しきれなくなるくらいだった。嬉しい悲鳴だった。
言葉では覚えてても、体がちょっと忘れてたよ。「忙しい」って言い訳で流してたのかもしれないな、と思う。一歩前に踏み出せば「引かれる」よりも「惹かれあう」ことの方が多い。そう信じて今日も踏みだそう。
どこに踏み出すかって? 今の俺には、もうここしかない。
「ウェブ」という新たな世界。
この話の続きは近いうちに。
【フォト】 うちの家族と庄司夫妻とで飯を食べた時の、妹と嶋津。この2人は気が合う。嶋津が珍しく許可くれたので掲載(映り悪くてごめん笑)。彼女は最近どういうわけか優しいと評判。
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2 Comment:
二人ともすごくカワイイですね!!
あとしまずさんは昔から優しかった気がします!!
2年前の日記拝見しました☆
わたしも最近同じことを考えています。
もっとがっぷり付き合わなきゃと思うんです。。。
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