2008年7月17日

ボーイズ・オン・ザ・ラン


 昨日、自己表現論のラストのラストで、僕の想いを語らせてもらった。テーマは「大学時代につかんだもの」。あまり考えなしに喋ったぶんだけ、僕が想い続けてきたことがシンプルに伝えられたのかなと思う。何人かが声をかけてくれ、その中の何人かとは深い話もすることができた。たぶん、あれが僕の大学時代のまとめなんだと思う。

 大学1~4年は、政友会での活動を除けば、本ばかり読んでいる日々だった。ある人の言葉を真似れば、本を読んで、酒を飲んで、そして人と語ってきた。そうして小さなものを拾い続けていたら、いつしか自分なりの「核」のようなものができていた。それを原動力にして5年目を駆け抜けた。

 一巡して、いまは再び落ち着いた時期に戻っている気がする。周りから見ると派手に見えるのかもしれないけれど、僕はものすごく地道な作業を日々していると思う。読んでいる本にしても今すぐ役立つようなものばかりではない。でも、それでいい。次なる目標地点は、7年くらい先にある。

 人生は打率だ。僕はバットを握りしめて、静かに振り続ける。なかなかヒットに結びつくことはない。それでも、僕は十分に耐えて生きていくだけの力をつけた。打順を待ち、時が来たらバッターボックスに立つ。たくさんの人の顔を思い浮かべながら、僕は迷うことなくバットを振り続ける。いつかホームランになることを信じて。

 「でもオレは次の球をいつだって本気で狙ってる いつかダイヤモンドをグルグル周りホームイン そして大観衆にピース!」

 わりと最悪だった時期、一人暮らしの部屋でこの一節を聞くたびに涙し、励まされてきた。そして、その約1年後にMEGA PEACE vol.1が生まれた。どんな道が僕を待っているのかは分からないけれど、次に心からの「ピース」ができる日を想いながら、僕はただひたすらに走り続ける。

 Hey, Boys do it, Do it, Do it, Do it, Boys...
 Hey, Boys do it, Do it, Do it, Do it, Boys... I Like You!


 【フォト】 世一が声をかけてくれて、海くんと藤本っちゃんとの四人で、村松っちゃんの働く洋菜OEuf(ウッフ)でランチを食べた。とても美味しい。村松っちゃんは今月限りで辞めてしまうそうなので、行くつもりだった人はお早めに(たしか火曜と木曜だったはず)。