自分のバックグラウンドと、自分の生きている時代を考えるたび思うのは、危険に思える道を選ぶことが、あまり危険でなくなった時代に生まれることができてよかったということだ。僕が30年前に生まれていたら、きっと今頃どこかで酒を飲みながら時代への愚痴をこぼし続けていたかもしれない。
リーマン破綻のように、信じられないことが日々起こる。投資の世界で言われきたたことが、今この瞬間には余計に当てはまると思う。変化の激しい時代においては、リスクを取らないことが、最大のリスクなのだ。リスクを取れなくなったら、もはや変化に対応できず、滅びる以外に道はない。
これは理屈では容易に分かる。でも、実行するのはかなり難しい。危険な道を選ぶことが実は危険でないということ。それを実感し、日々のささいな行動の中にも織り込んでいくこと。無謀な冒険者になるのではなく、戦略的に、勇気を持って一歩踏み出すということ。
それが一番安全な道だ。僕の生き方は人には危なっかしく見えるのかもしれないが、僕にとってはこれが一番安全な道に思える。就職先人気ランキングの企業の少なからぬ割合は、10年後には決まって落ち目になっている。率直な感想を言わせてもらうと、安全だと思われている道を歩んでいる人の行く先が心配でならない。
そんなことより自分の単位を心配しろよと後輩達に言われそうだけれど。笑
【フォト】 夜の大隈講堂3。
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