2008年2月9日

平山ビルを知る人必読!

 いま仲間6人で住んでいる平山ビル3&4階。隣のそば屋とのいざこざをはじめ(北緯38度線みたいな有刺鉄線を7段も張られた・・・)、数多く問題のあった我が家も今年は実に静か(次怒られたら1週間以内に出て行かなくてはならない・・・)。

 でも実は過去にやった多くの宴会で、そば屋以上に被害を受けていた奴がいる。それはふすまを隔てただけの隣人、お笑い芸人・新井聖二。

 メガピ中は特に迷惑かけっぱなしだった。なのに、ほとんど文句を言わずにいてくれた。地球感謝祭での歌メガ練習にも実は来てたり、12月の本番でも「その日は仕事が入りそうだから参加できない」と言いながらも、本番はちゃっかり観に来てくれた。

 その聖二が人生初のピンライブをします。それも1時間半。

 顔は知ってる人が多いと思う。ただ仏頂面してることが多くて謎めいた存在になっている気がするから、あらためて紹介をしたい。

 聖二とは高校で同じクラスとなって知り合った。成績は万年ビリだった僕に対し、常にトップを争っている奴だった。たいして勉強している風でもないのに数学のテストはいつも満点だった。田舎の公立男子校の帰宅部組だった僕の周りにしては珍しく、行き帰りの電車で一緒だった子に声をかけて彼女を作った羨ましい奴だった。


 成績も性格も対照的だった僕らは、「あべっち」という接着剤みたいな奴を間にして、いつしか3人で学食を食べる仲になった。 僕が高校を辞めてからは疎遠になっていたのだけれど、ひとつ遅れて入った早稲田で再会することになる。

 大学では「寄席演芸研究会(ヨセケン)」で副幹事長を務め、早稲田で行われた第1回学生M-1では優勝したりと、華々しい活躍をしていた。その後、プロダクションから声がかかり、お笑いの道に入って自主退学。今は浅井企画という芸能プロダクションで活動している。リンク先の「お知らせ」にもちゃんと出てる、れっきとしたプロ芸人。

 実は、ルームシェアを企画した時はじめに声をかけたのは聖二だったんだ。夜の12時頃に飲みはじめてルームシェアのことを切り出してすぐ、「いいね」の一言で決まった。あとはルームシェアとは何の関係もない「死」について夜通し語り続け、翌朝11時には今の平山ビルの1階にある不動産屋に行った。内見して即決。1年足らずの間に数百人が訪れることになる「平山ビル」はこうして産声をあげた。

 僕は平山に住みはじめて本当によかったと思ってる。それも僕の無茶な提案に二つ返事で乗ってくれた聖二がいたからこそ。その後の安定もそうで、聖二が家賃の取立人だからみんなちゃんと納めてる。そういうわけで、我が家の住人は仕事のあるイノを除く全員で行きます。既に巣立った住人、ヤスとキムも一緒に。

 考え抜かれた「笑い」は間違いなく面白いです。僕はコンビのを4回だけ見たことがあるけれど、聖二の性格を考えるとピンの方があっているのかもしれないなと思う。いまそれを想像しただけで笑ってしまって、22号館で向かいに座ってる人に変な目で見られた。それくらい面白い。

 よかったら、一緒に行きましょう。連絡ください。2月14日16時~、西武新宿駅の道路挟んだ向かい(歌舞伎町側)にある「Fu-」という小劇場です。お笑い好きな友達がいたらぜひ誘ってほしい。未来のスターを早めに見とくチャンス。

 気分次第だけど、終わったらたぶん飲みいくよ!あけといてね!