MEGA PEACEの総括レポート第1稿、A4で13枚。これを5枚に短縮させる作業を今やってます。こういうオフィシャルな文章を書くのは、ほんと苦手。だから話したいことを思いつくままに、今ここに書きたいと思う。来期へ向けてやる気のある三井くんや戸塚ちゃんと話しながら、昔考えていたことを思い出した。
去年の6月末にMEGA PEACEを立ち上げて以来、それって何?と問われ続けた。僕はそのたびに頭を抱えた。僕がやろうとしていることがどういうものなのか、自分でもうまく言語化できなかったから。
終わってみれば「あれだよね」と非言語においては共有できる。でも相変わらず人に伝えるにはたくさんの言葉を連ねなければならない自分がいる。まだうまく語れない。だから語りたくない。そういう気持ちが今もある。
「誰もが参加できる音楽祭」というのが、僕なりの答えだ。その目指すところは「ありとあらゆる壁をぶち壊せ」ということだと思ってきた。でも続けて「その壁の向こうに何を見たいの?」と聞かれるといつも答えに窮した。
アイデアなら幾らでも出せる。世代間交流。国際交流。地域貢献。大学の内外の垣根をなくす等々。。。実際、そのどれも当てはまってると思う。でも、どれかひとつに焦点を当てた瞬間にどこかが取りこぼされてしまう。だから「所属を超える」という曖昧な表現にこだわってきた。
あらゆる人が所属を超えてフラットな地平に立ち続けることなんてできっこない。でも、だからこそ1年に1度くらいはそう感じられる瞬間があってもいいと思うんだ。フラットなのっていいね、ひとつ世界の上に僕らは生きてるんだね、って確認しあえるだけでも素晴らしいと思う。そう、あの歌みたいに「信じたい心が戻ってくる」場所であったらいい。
携帯やネットといった非対面でのコミュニケーション全盛の今だからこそ、リアルに感情を伝えあう場が大切だと思う。物事が細分化していく時代だからこそ、幅広く横につながっていく機会があるべきだと思う。mixiのマイミクが、携帯のメモリーが、みんな集まって一同に会したら何が生まれるかな。僕に明確な答えはない。でもきっと楽しいよ!
「何のためにやるのか」をどこまでも追及していっても完璧な正解たる答えは出ない。「何のために生きるのか」という問いに人それぞれで答えを創りあげていくしかないように。僕らは訳もわからず放り込まれた人生でなんとか意味を見つけだす。MEGA PEACEは、一人ひとりが意味を見つけられる場になればいいと思う。それが、僕なりの「何のためにやるのか」ということへの回答だ。
僕は6,7歳の頃から激しく、とても激しく「死」に怯えながら生きてきた。人生に意味はないんだと思ってきた。それを乗り越える手がかりを、あるとき「他者と織りなすストーリー」の中に発見した。それ以来、他者と濃密な時間を過ごし、心のふるえる物語を紡ぐことを生きがいとするようになった。
このブログ最初の記事で書いた「僕の人生の第一幕」は死を乗り越えるための準備期間だったように思う。理論的にも、感覚的にも、まだ乗り越えきったとは思わないが、自分なりに進むべき道は見えてきた。
意味は他者との間で織りなされるストーリーから生まれる。それが僕の考えだ。どんなストーリーかは過ぎてからでなければ分からない。MEGA PEACEという場が、たくさんのストーリーを紡ぐ「きっかけの場」であればいい。そう思う気持は、メガピをはじまる前も、終わった今も変わらない。
MEGA PEACEをやっていて、すごく嬉しかったことがある。裏方のリーダーを務めながら「『人とのつながり』なんて人前で言いたくないし、それを前面に出してたら気持ち悪いし、とにかく遊びの雰囲気でやりましょう」といっていた大坂くんが、本番の少し前から「『つながり』、そういうのも悪くないですね」と僕に言ってくれるようになった。もちろん彼が遊び心を忘れることはなかったけれども。
MEGA PEACEという物語はひとまず完結した。でも幸いなことに、それを引き継ごうという人たちが現れた。つながりがつながっていく。物語の続編は、新たな登場人物となる人たちが紡いでいくだろう。僕も脇役くらいで登場するつもりです。って言っちゃダメなんだった。みんなが「主役」なのがMEGA PEACE STYLE。それを忘れちゃいけないね。
とにかく、次はどんな物語になるんだろう。それを想像するだけで、僕はわくわくして仕方がない。あれ、でもその前に。。。このタイトルの答えはどこかに書いたっけかな。そう思って読み返したけど、たぶん相変わらずうまく書けてない。ごめんね。まぁ、みんな語り続けようよ。僕も考え続けるから。
頑張り楽しんでいきましょう、MEGA PEACE vol.2。いや、2008かな?
PS.昨日『20世紀少年』を読み返してwoodstockの話が出てきた時に思い出した。メガピの初期に、全参加型woodstockがやれたらいいな、と思っていたことを。今年はそれくらいを目指していけたらいいね。夢は大きく、小さな一歩を踏み出そう。いえす、ラブ&ピース。
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