2008年12月22日

(ようやく)iPhone購入

 iPhone発表直後に買おうとしたが、あまりの評判の悪さに買い控え。実際調べてみると不都合が目に付いたし、携帯を自分用にカスタマイズしきっていたので、情報端末として不安が残るものには乗り換えなかった。が、先日のシュンポシオン横浜での iPhoneユーザーの多さと、彼らの使いっぷりに打ちのめされて購入を決意。

 実際買ってみると、携帯と比べていくらか不都合な点もあるが、それを差し引いてもかなりの完成度ということを知った。発売後のアップデートでかなり改良されてもいるようだ。そもそもiPhoneは日本の「ケータイ」とはポジションが異なる。僕のようにパソコン+ウェブの環境を自分の主戦場にしている人の強化ツールに近い。

 今感じる iPhoneの最大の特徴は、その機能云々よりも、ライフスタイルそのものを変えてくれる点。前の携帯はカメラ主体のEXLIM携帯で、PCサイトビューアーもついていたし、音楽だってイヤホンを使って聞いてはいた。ただ、PCサイトビューアーも、音楽も、必要最低限で使うけれども、気乗りはしなかった。問題は使い勝手の悪さだった。

 それがiPhoneを入れて数日、これを持って街を散歩するのが楽しくなった。

 だいぶ前に故障したiPod mini代わりになってくれて、その途中で電話がかかってきたらイヤホンコードについてる小さなマイクボタンを押すとそのまま会話に移れる。家に着いたら充電ついでにパソコンにつないで、借りてきたCDを入れれば、2分くらいで1アルバム丸ごと勝手に入ってしまう。いいなと思ってツタヤでアルバム5枚借りてきてしまった。

 Google周りの各種アプリとの連携もばっちりで、見るだけならパソコンと遜色ない。しかも初期費用はゼロ円。数万はかかるものと思っていたから驚いた。Appleの回し者みたいだけれど、「iPhoneやっぱりダメだったじゃん」と思ってた人は、ぜひこの素晴らしさを知ってもらえればと思う。

 なんといっても世界で1000万台近く売れてるiPhone。ユーザーや開発者の数も半端じゃないし、これからさらに良くなるだろう。持っているのが楽しみな端末だ。

 【フォト】 iPhone撮影の銅像&講堂。