二次会ではSEから高校の国語教師という風変わりな経歴を持つ倉田さん(id:atkura)が、僕が「青年の主張」で話した「SMAP構想」を聞かせてよ、と言ってくれたので、倉田さんのiPhoneで録音してもらいながら話をした。すこし酔いが回りはじめていたのもあり、遠慮をまったくせずに、ふだんのテンションで喋り続けてしまった。
SMAP構想というのは、僕にとって来年以降の核となる話だが、もちろんあの「SMAP」とはまったく関係ない。追々書くつもりなので今日は詳細に触れないが、話の要点は「日本再建のために、もっと若者を元気づけよう」ということ。
この話に一番ノってくれた大人の人は、4コマ漫画で有名な勢川びき(id:segawabiki)さん。以前会った時は単なるマンガ好きの親父だと思っていたのだが、まったく僕の勘違いだった。彼は「面白い」と評価してくれた後に「具体的にどういう人をイメージしてるのかな」と質問を投げかけてきて、僕は返事に詰まってしまった。この辺りのツメがまだまだ甘い。もっと考えないと。
ただ、それを考えるベースにするものとして最近いい本に出会った。『この国を作り変えよう 日本を再生させる10の提言』という、マネックス証券の松本大と冨山和彦の対談本だ。「青年の主張」ともリンクするのだけれど、要は「大人は若者に席を譲れ」という話。特筆すべきは二人の主張の明快さと痛快さ。僕が頭の中でなんとなく考えていたことを言い尽くしてくれたようにすら思えた。
僕の20代のテーマである「教育再建」を通じてたどりつく先の「日本再建」。そんな僕のイメージにピタリと重なるこの本。若い人には必ず読んでほしいが、同時に勢川びきさんをはじめとする「大人の流儀」を身につけている人たちにも、この二人のことはぜひ知ってほしいと思った。威勢よく語ったはいいものの、僕自身まだ議論ができるほど具体的な形はできていない。この二人の話を手がかりに、少しずつ積み重ねていきたい。
松本大はblogをはじめチェックしてきたが、冨山和彦に関しては無知だった。この男を今まで知らなかったのは不覚だった。それくらい僕にとってはヒットの本で、今年読んだ本の中ではNo.1を争う。来年はこの本にあるような議論の下敷きにして「SMAP構想」を進めていきたい。
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3 Comment:
倉田です。
SMAP構想の話、とても興味深く聞きました。ちょうど別の方とも、同じような話を午前中にしていたので、「今」だけではなくて10年、15年先を見越して、できることを探して行動しようと思った一日でした。紹介している本、読んでみます。またご一緒できれば嬉しいです。
馬場さんのエネルギーに触れて、自分自身ももっとできることがあるなあ、と思いました(pinkはちょっと似合わないけど・・・)。本も早速注文してみました。またお会いして話したいです。
早速僕も買って読みましたよ!
僕は馬場さんとは逆で、冨山さんについては書籍を読んでとても影響されてたけど、松本大さんについては無知でした。
ちなみに
http://d.hatena.ne.jp/Waki/20081123/p1
これは僕のブログの記事だけど、上野千鶴子って人も面白いです。
あと、
http://d.hatena.ne.jp/Waki/20080713/p1
東大総長小宮山さんの、「課題先進国」日本も僕は好き。
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