2009年2月13日

花粉症、はじまる。受験も、はじまる。

 「花粉症」という言葉が流行る前は「アレルギー性鼻炎」という言葉が主流だった。小さい頃によくそれで耳鼻科に連れて行かれたものだ。最近は手慣れたもので、近くの病院で処方箋を書いてもらい、薬局で薬を受け取るだけ。それでも、この病気のために輝かしいはずの春が来るのがちょっと憂鬱に感じられる。

 そもそも僕が花粉症になったのは、生まれてすぐに住んでいた場所のせいだと思っている。東名高速道路の終点、首都高に乗り入れる「東京IC」のすぐ横に家があった。その道路の上にかかる橋を渡ったところが僕の「公園デビュー」の地で、毎日のように通っていたらしいから、それは花粉症になるだろうな、と。

 道塾スタッフに砂川という沖縄県宮古島出身の一年生がいるのだけれど、沖縄には花粉もないし、排ガスも少ないためか、花粉症が存在しないらしい。それを聞いて、毎年このシーズンだけ沖縄に移住したいと本気で思った。

 受験生の頃は、僕もかなり気を遣って対策した。最近は「飛散前に処方薬を飲みはじめる」のと、「マスクをする」という習慣だけは守るようにしている。おかげで小学校の頃よりはだいぶ楽になった。処方薬を飲んでいない人が多いのに驚かされるが、色々種類があるし、体に合う薬はかなり効くから、早めに手に入れるに越したことはないと思う。

 花粉症がはじまると同時に、その対策をしていない受験生にはかわいそうだが、昨日から早稲田大学の入試もスタートした。残すところ、10日間。受験生全員に受かってほしいと思うが、現実はそうはいかない。だからとにかく、花粉症にも負けずに、全力を出し切れることを祈るのみ。