2月に入ったばかりだというのに、外に一歩出ると春のような陽気。歩くのが気持ちいい。昼飯を食べて家に戻ろうとして大学(大隈講堂)の前を通ると、付属高校の卒業式が行われていて多くの父兄が詰めかけていた。
僕の母にはこういう姿を見せてないな・・・なんてことを思いつつ後ろを振り返ると、大学の正門が閉じられていた。入試へ向けて、ついに大学もロックアウトしたようだ。警備員に「今日はどこの試験ですか?」と聞くと、「まだ今日はやってないよ」という返事。どうやら準備日らしい。
来週からいよいよ早稲田大学の一般入試がはじまる。この時期は大学全体が穏やかな緊張感に包まれるが、この空気は嫌いじゃない。
受験というのは単純に実力の勝負だ。結果がどうであれ、最終的にそれを受け入れ、次に進んでいく以外に道はない。だから、大切なのは結果が出る最後の瞬間まで諦めないこと。僕が塾生をはじめ、関わった受験生に願うのはそれぞれが全力を発揮してくれることだけだ。
「諦めたらそこで試合終了ですよ」というスラムダンクの安西先生の言葉を、僕は受験生の頃に何度かみ締めたことだろう。
あれから6年が経ち、多くの人と出会う中で、その言葉の意味がもうすこし深いところで分かるようになった。それは受験という小さな枠ではなく、人生という枠でもそうだということだ。
諦めたら試合終了。ゲームセット。最後の1秒まで諦めないで走り続けられるか。いつも受験生にそう言っている僕こそが、誰よりもそうでありたいと思う。
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1 Comment:
そうですね。
諦めないかぎり、負けではないですね。
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